
福島第一原発事故による1号機の放射性物質の飛散抑制や雨水対策の為に、建屋全体をテントで覆う工事です。
家族には心配をかけましたが 『誰かがやらなければならない』という使命感から、快く引き受けました。
当時の現場は線量が高く近寄れない為、離れた施設で測量機械を遠隔操作するのが主な業務内容です。
自分が操作する測量機の計測数値やカメラのモニター画面を、移動指揮車内の鳶さんがリアルタイムで確認し、クレーンオペへ無線で指示するという全員が離れた場所での連携作業。
鉄骨の柱、梁、壁、屋根を別の場所で大型ユニット化し全てボルトを使用せず、はめ込み接合を遠隔操作で組み立てる世界でも類を見ないプロジェクト!!今まで数々の建設工事を経験しましたが、このプロジェクトに係る全員が初めての体験でした。
無理難題でも何とかしてしまう施工技術や職人たち。
一致団結して目標達成に向かう連帯感。
日本人の凄さを感じました。